婚姻届の証人は何人が正解なの?頼む相手や順番と注意点も確認しよう

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婚姻届に必要な証人欄への記入。証人は何人で誰に頼めばいいのか、これから婚姻届を作成するカップルのために疑問を解決します。さらに、証人に依頼する際のマナーから証人欄の正しい書き方まで総合的に紹介しますので、スマートでスムーズな結婚準備に役立ててくださいね。ありがちなミスや気をつけたい注意点なども確認しておきましょう。

結婚の手続き・報告2020.2.18 更新2020.2.18 公開

婚姻届の証人欄を埋める前に

婚姻届には証人欄があるのですが、何人が必要で誰に頼めばいいのか悩むカップルも多いことでしょう。ほかにも、証人欄の書き方や証人の方へのマナーなど気になっているかもしれません。

こちらの記事では、これから婚姻届を作成するカップルに向けて次のようなポイントでまとめています。

●婚姻届の証人の条件は?
●婚姻届の証人の人数は?
●婚姻届の証人の対象者は?
●証人欄に書く順番やマナー
●証人欄の書き方や注意点

これから役所に婚姻届をもらいに行くカップルにとっては必見の内容ですよ。ぜひ、こちらの記事を参考にして結婚準備をスムーズに進めてくださいね♡

婚姻届の証人とは?条件はある?

そもそも、なぜ婚姻届に証人が必要なのか、証人には誰でもなれるのか、気になる疑問を解決。せっかく役所に提出した婚姻届が無効にならないよう、しっかり確認しておきましょう。

ふたりの婚姻の意思を証明するのが証人

婚姻届に証人が必要なのは、ふたりの婚姻の意思を証明するためです。たとえば、偽装結婚や本人の知らないところで婚姻届を提出されるのを防ぐ目的もあります。

証人の必要性は民法第739条にも明記されていますので、婚姻するなら必ず立てなければなりません。

成人であることが証人の条件になる

民法第739条に明記されている条件として、婚姻届の証人になるには成人であることが必須。言い換えれば、「ふたりの婚姻を知っている成人」であれば誰でも証人になれるというわけです。

もちろん、ふたりの結婚を喜んでくれている人がベストでしょう。

婚姻届の証人は何人必要?誰に頼むもの?

証人の条件がわかっても、必要な人数や適した対象者がわからなければ婚姻届への署名などを頼めませんよね。婚姻届の準備が整うよう、それぞれ詳しく見ていきましょう。

婚姻届には2人以上の証人が必要

民法第739条では「前項の届出は、当事者双方及び成年の証人2人以上が署名した書面で、又はこれらの者から口頭で、しなければならない。」と記載。

つまり、成人の証人が2人いれば婚姻届は役所で受理してもらえます。どうしても証人になってもらいたい人が3人以上いるなら、2人にとどめる必要はありません。

両方の親か片方の両親に頼む場合が多い

婚姻届の証人は、新郎新婦の父親か母親、あるいは片方の両親に頼むケースが一般的。それぞれの家庭の事情などにより、カップルで家族などと相談して決めましょう。

もちろん祖父母に頼んでも構いません。「両親以上に結婚を楽しみにしてくれていた」「幼い頃からおばあちゃんっ子だった」などの理由で祖父母に証人をお願いするカップルも少なくありません。

親以外なら兄弟や職場の人などに頼んでもよい

もし親や祖父母などに証人を頼めないなら、兄弟や職場の同僚、上司なども証人の対象になります。あとは学生時代の恩師、ふたりの共通の知人などでもOK。

できれば、ふたりの婚姻を祝福してくれる人が望ましいですね。

実は友人や外国人など誰でも証人になれる

婚姻届の証人は成人であれば誰でもなれますので、友人や外国人でも可能です。よくあるケースとしては、人前式で立会人になってもらった友人に頼むというケース。

日本人であっても外国人であっても事情を説明し、証人になることを理解してもらった上で快く証人欄に署名などをしてもらいましょう。

証人欄に書いてもらう順番とお願いする際のマナー

婚姻届の証人が決まったら、次は書いてもらう順番やマナーをチェック!ふたりの婚姻をサポートしてくれる相手ですから、失礼のないように運ぶことが大切ですよ。

新郎側から先に書いてもらうのが一般的

もし両方の親や祖父母にお願いするなら、新郎側の親から先に書いてもらいましょう。絶対的なルールではありませんが、新郎側からにして無礼になることはありません。

ただし、予告なく書いてもらうのは好ましくないため、事前に「婚姻届の証人になってください」とお願いをしておくのがマナーです。

親族以外なら立場が上の人から先がよい

たとえば職場の人などに証人を頼むのであれば、立場が上の人を先にするのがベター。役職や年齢、関係性などを考え、どちらを先にするかを決めてから対象者に婚姻届を渡しましょう。

2人の証人が同席する場で同時にお願いするのであれば、証人同士が迷わないよう「○○さん、ぜひ先にお願いします」と添えるといいですよ。

証人の自宅などで書いてもらうなら手土産を

証人へのお礼は必ずしも必要ではありませんが、自宅などを訪問する際は手土産を用意するのが丁寧です。米菓焼き菓子など一般的なもので構いませんので、相手に喜ばれそうなものを選んでくださいね♡

もし、のしをつける場合は、目上の人なら「御伺い」、親しい相手なら「心ばかり」と表書きをすると丁寧ですよ。

遠方の証人へは自宅に郵送してもよい

親や祖父母などでも証人が遠方に住んでいる場合は婚姻届を郵送しても構いません。必ず事前に証人へのお願いをしておき、婚姻届を郵送する旨を伝えましょう。

証人がスムーズに署名などできるよう、婚姻届への記入を済ませて証人欄だけを空けておくのもポイント。婚姻届を郵送する際は、簡単な手紙を添えて返送期日を書いておくと親切です。

証人の手間を省くため、切手付きの返送用封筒を同封しておきましょう。

証人欄の書き方と書くときの注意点

婚姻届の証人欄は証人が署名などする場所ですが、証人がすみやかに対応できるようカップルが知っておくことも重要。書き損じや書き直しでも慌てないよう、しっかりと注意点も確認しておきましょう。

住所は住民登録している住所を書く

住所は証人が住んでいる場所というよりも、住民登録されている住所を都道府県から書きます。たとえば、証人が引っ越しをしたばかりで「住民票の住所を変更していない」などの場合は注意が必要です。

本籍は戸籍に登録されている本籍地を書く

本籍は証人の戸籍に登録されている場所を都道府県から書きます。外国籍の人に証人をお願いする場合は、「アメリカ」「カナダ」など証人の国名を書くだけでOKです。

生年月日は和暦で書き印鑑は本人のものを

証人の生年月日は必ず「昭和」などの和暦で書きす。19○○年は西暦なので注意してくださいね。もし証人が夫婦でも、印鑑は別々のものが必要です。

スタンプタイプでなない実印か認印を押してもらいましょう。

書き損じたら訂正印を押して欄外などに書く

証人が本籍地などを書き損じたら、必ず二重線で訂正してもらってください。修正液や修正テープの使用はNG。婚姻届を受理されなくなりますのでご注意。

訂正は余白で行い、二重線の上ではなく欄外に印鑑を押すのが正しい方法です。もし書き損じが生じても、「大丈夫ですよ」と証人を気遣ってあげるのもポイント!

代筆はNGなので自筆で書いてもらう

証人欄への代筆は無効になります。どれだけ上手く筆跡を変えてもばれる可能性が高いのでやめておきましょう。

証人が遠方の場合、つい代筆をしがちですが必ず郵送などで対応してもらってくださいね。

書き直しに備え婚姻届の予備があってもよい

ちょっとした書き損じなら二重線と印鑑で対応できますが、あまりにも訂正が多いと見た目が好ましくなくなります。

証人だけでなくカップル側の訂正も想定し、婚姻届を役所で受け取る際は予備で1~2枚余分にもらっておくのもよいでしょう。

婚姻届の証人を頼むと相手にリスクはある?

婚姻届の証人を頼むにあたって、相手になにかリスクがあるのではないかと心配になるカップルも少なくありません。証人を誰にするか決める前に対象者について考えておきましょう。

いわゆる「保証人」とは違うので特にリスクはない

婚姻届の証人は立会人のようなもので、いわゆる借貸契約などに必要な保証人とは異なります。ふたりの結婚生活によって証人に負担や迷惑がかかるということはありません。

ただし、親だからといって義務ではないですし、親しい相手だからと強要するものでもなく、あくまでも丁寧にお願いをして快く受けてもらえるようにしましょう。

気になる相手には「断りたいときは言ってね」と伝えると丁寧

たとえば、疎遠になっていた親や兄弟などに証人を頼みたいとき、相手に嫌がられないか不安になるかもしれません。もちろん仲のいい友人などへのお願いも、相手にとって重くないか心配になることもあるでしょう。

もし、証人を依頼するとき少しでも気になるのであれば、「このたび結婚することになったので、婚姻届の証人をお願いしたいんだけど断りたいときは遠慮なく言ってね」と、ひとこと添えるといいですよ。

どうしても頼めないなら「代行」という方法もある

婚姻届の証人の条件や適切な対象者がわかっても、さまざまな事情で頼めない場合は代行サービスを利用するのも選択肢のひとつです。料金はかかりますが法的に問題はありませんし、親族や友人、職場の人など身近な人に頼むのと違って気遣いは無用。

料金に幅はありますが、1人なら10,000円前後、2人なら15,000円前後で受け付けています。ただ、注意したいのは悪質なサイトに依頼してしまうこと。

個人情報を悪用されては困りますので、司法書士行政書士など公的な立場の人に相談するのが望ましいでしょう。

まとめ

ここまで、婚姻届の証人について疑問点や注意点、外せないマナーなどを紹介してきました。証人を「誰に」「どのように」お願いするかイメージがわいたのではないでしょうか。ここで簡潔に記事の内容を振り返っておきましょう。

●婚姻届の証人は成人であれば誰でもなれる
●婚姻届の証人は2人以上必要で親以外でもOK
●証人欄への署名などは新郎側からが一般的
●証人欄への印鑑は別々のものを用意する
●証人欄を書き損じたら二重線と印鑑で訂正する
●証人にリスクはないが代行も選択肢のひとつ

結婚は人生のビッグイベント。証人選びから証人欄への書き込みまで婚姻届にまつわる準備は大切なプロセスですよね。ぜひ、こちらの記事を活用して、スムーズな結婚準備を整えてくださいね*

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