喪中の結婚式はあり?なし?疑問&結婚報告マナーを徹底解説!

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結婚式の日取りも決まり、準備を進めていたら突然の身内の不幸で喪中に、、。 『喪中に結婚式って挙げてもいいの?』『喪中ってどれくらいの期間のこと?』等々、不安になりますよね。 この記事では、喪中になってしまった場合の結婚式への疑問や、結婚報告をする場合のマナーについて徹底解説していきます*

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喪中とは?

まず、『喪中』とは近い親族が亡くなったときに、その人を悼んで身を慎む期間のこと。

宗教や宗派、地域によって変わりますが、一般的に喪中はお祝い事や外出を控えます。

また、喪中の対象となる親族は、自分または配偶者の親、祖父母、子、兄弟姉妹、孫、子・兄弟姉妹・孫の配偶者とされています。

喪中の期間は?

喪中の期間は「1年間」と言われますが、厳密には亡くなった人との続柄(関係性)によって変わってくるそう。

宗教や地域、家によって違いはありますが、現代で喪中と言われる期間は続柄ごとにこのようになっています*

・親:1年、13ヶ月
・祖父母・子:3ヵ月~1年
・兄弟姉妹:3ヵ月~6か月

親の場合は1年、祖父母や子供の場合は3ヵ月~1年とされているようですね。

忌中ってなに?

喪中とよく似た言葉で、『忌中』という期間があります。

『忌中』とは、喪中の期間のうち、亡くなった日から49日や50日までの期間のこと。

忌中を取り入れた儀式として、仏式の「四十九日の法要」、神式では「五十日祭」があり、これらの儀式を行うことで「忌明け(きあけ)」となります。

キリスト教の場合は忌中の概念はありませんが、日本では仏式や神式にならい、亡くなった日から30日後に「召天記念式」や「追悼ミサ」を行う場合もあります。

喪中に結婚式を挙げるのはあり?なし?


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喪中はお祝い事を控えて身を慎む期間ですが、結婚式はもちろんお祝い事にあたります。

『喪中に結婚式をおこなってもいいの?』という疑問に対しての代表的な3つの選択肢として、

①喪が明けてからにする
②忌中を過ぎてからにする
③予定通り決行する

と、一般的にこれらの選択肢から選んで決めることとなります。

しかし、人やその家によって意見は様々なので、実はこれ!といった正解がないんです。

では、3つの選択肢について具体的に見ていき、自分達はどれを選択すべきかを考えてみましょう。

①喪が明けてからにするべき!

まず、『喪中は結婚式を行わない』という意見。
また、『式の準備も喪が明けるまではしない方がいい』という意見もあるようです。

この場合は、予定していた式を一周忌が過ぎるまで延期をするか、キャンセルをする必要があります。

キャンセルや日程変更ができるか、またキャンセル料がかかる場合はいくらになるのか式場によって違うため、早めに式場の担当者に相談するようにしましょう。

②忌中を過ぎてからにする!

次に、『忌中(四十九日)が過ぎれば大丈夫』という意見。
最近では、この考え方が増えており、一般的になりつつあるようです*

本来は喪が明けるまで待つべきですが、

*ゲストにすでに招待状を送ってしまった
*日程の変更が難しい
*故人から生前、結婚式は予定通り行ってほしいと言われていた

など、様々な事情を踏まえて両家で相談し、忌中が明けたら結婚式を行うケースも多いようです*

考え方は人それぞれなので、両親や親族と話し合うのが良いでしょう。

予定通り決行する!


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最後に喪中、忌中に関わらず『予定通りに結婚式を挙げる』という意見。

式を延期、またはキャンセルするとなると、ゲストに再び日程を調節してもらわなければならなかったり、遠方から来るゲストでホテルを取っていた場合、キャンセルの手間を取らせてしまうことに、、。

また、式の日に近づけば近づくほどキャンセル料も高くなってしまいます。
延期やキャンセルをしたくても、多額のキャンセル料を払わなくてはならなくなってしまうことから、やむを得ず決行する場合も。

亡くなった側の家族や親族の希望があったり、仏教でいう『初七日の法要』を過ぎたら大丈夫という考え方もあり、絶対にダメ!ということでもなさそうです。

しかし、人によっては「絶対に挙げてはダメ!」という考えの方もいるので、両家でしっかり話し合い、お互い納得のいく決断をするようにしましょう!

喪中に結婚式を行う場合の注意点*


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では、やむを得ず喪中に結婚式を挙げる場合の、気を付けたい注意点をご紹介します*

①両家でしっかりと相談する

特に忌中を過ぎていない場合の結婚式は一般的ではないので、親族の含め、両家でしっかりと話し合っておきましょう!

親族間のコミュニケーション不足で非常識と思われてしまったら悲しいですよね。
みんなが心置きなく結婚式を迎えられるように、話し合いの場をきちんと設けましょう*

②神前式の場合は事前にお祓いへ

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予定している挙式スタイルが「神前式」の場合は、事前に神社でお祓いを受けてから当日を迎えるそう。
挙式予定の神社や担当プランナーさんに相談してみましょう!

可能なら、忌中の概念のない教会式や人前式に変更してしまうのも◎

当日のゲストへの配慮

結婚式当日、喪中であることを知っているゲストは少し気にしてしまっているかもしれません。

そんな時は、「故人たっての希望で行いました」など、一言伝えておくと良いですね*

また、故人の席や料理も用意し、故人へのメッセージを伝える手紙の演出など行えば、故人と一緒にお祝いをしている気持ちになれるので、ゲストも気を遣わずに済むかもしれません。

結婚式後に喪中になった場合、結婚報告ってどうすればいいの?

ここまで喪中の結婚式について紹介してきましたが、次に結婚式後に喪中になった場合の『結婚報告はがき』のマナーについてご紹介します*

結婚式が終わったら、いつもお世話になっている方に対しての結婚報告として『結婚報告はがき』を送りますが、お祝い事は控えるべき喪中は送らないのがベター。

なので、結婚報告はがきの代わりに、「寒中見舞い」や「暑中見舞い」で結婚報告をします*

寒中・暑中見舞いは暑さや寒さの厳しい時期に、相手の健康を気遣って送る「季節の挨拶状」。
季節の挨拶をメインにして、近況報告としてさりげなく結婚報告をすれば、お祝い事の報告とはならないので問題無いんです*

冬なら『寒中見舞い』で報告を*

喪中で冬に結婚報告をしたい場合は『寒中見舞い』を使用します*

寒中見舞いを送る時期は、「松の内(お正月飾りを飾っておく期間)」が明ける1月8日~「立春の前日」である2月3日頃になるので、その期間中に送るようにしましょう。

ただ、地域よって違いがある場合もあるので、周りの人や両親に確認しておくといいです*
「立春」も年によって日付が違うので、インターネットやカレンダーで確認しておきましょう!

夏なら『暑中見舞い』で報告を*

喪中で結婚報告をしたい時期が夏なら、『暑中見舞い』を使用します*

暑中見舞いを送る時期はいくつか説がありますが、梅雨が明ける7月下旬頃~「立秋の前日」である8月6日頃に出すのが一般的です。

「立秋」とは昔の暦で「秋が始まる日」とされています。
暑中見舞いは夏の挨拶状なので、立秋の前日までに出します。

立秋は年によって日付が違うので、インターネットやカレンダーで調べておきましょう!

寒中・暑中見舞いの文例*

喪中に送る寒中・暑中見舞いの文面を考える際、3つのポイントに注意しましょう!

①季節の挨拶状なので、挨拶言葉を入れる

②結婚報告の言葉は簡潔に!(あくまで季節の挨拶がメイン。)

③喪中であることには触れない!
(1枚のはがきの中で、お祝い事と不幸の話を一緒にするのはマナー違反。)

以上を踏まえた文例を見ていきましょう*

・寒中見舞いの文例*

寒中お見舞い申し上げます。

寒さの厳しい日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。
私事ですが、昨年〇月〇日に結婚いたしました。今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
厳寒の折、どうぞ風邪など召されませぬようご自愛ください。

令和〇年〇月

住所・電話番号・名前(旧姓〇〇)

・暑中見舞いの文例*

暑中お見舞い申し上げます。

厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私たちは〇月〇日に結婚式を挙げました。
今後ともご指導の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
残暑の折、くれぐれもお身体を大切にお過ごしください。

令和〇年 晩夏

住所・電話番号・名前(旧姓〇〇)

どんなデザインのハガキを使うべき?

ハガキは寒中・暑中見舞い用のものを使用しましょう。
郵便局や百貨店、コンビニやネット通販などで購入できます。

ポップなデザインや「いかにも喪中」といったデザインは避け、季節の花などが印刷されたシンプルなものがおすすめです*

また、結婚報告はがきといえば結婚式の写真を入れる人が多いですが、写真を入れると「お祝い事」のイメージが強くなってしまうので、喪中の場合は避けたほうが良いです。

切手は普通切手でOKです!

「喪中はがき」も忘れずに送ろう!

喪中の結婚報告の補足として知っておきたいのが『喪中はがき』についてです。

喪中はがきとは、「喪中なので今年は年賀状のやり取りを遠慮させていただきます」と伝えるためのはがきのこと。

寒中。暑中見舞いの文例のところでも触れましたが、1枚のはがきで「結婚報告」と「喪中のお知らせ」は同時にすることができません。
そのため、寒中・暑中見舞いとは別に、喪中はがきを送る必要があるんです。

喪中はがきを送る時期は、11月中旬~末、遅くても12月上旬には届くようにしましょう。

喪中はがきのデザインは?

白黒で、菊や蓮の花が印刷されたハガキが定番ですが、最近では色が付いたものでも淡い色ならマナー違反ではないという考えもあります。
しかし、派手なデザインは避けましょう。

切手は郵便局で販売している、「忌辞用切手」を使うのが無難です。

喪中はがきの文例*

「年賀」はおめでたい言葉なので、使わないようにしましょう。

喪中につき、新年のご挨拶 ご遠慮申し上げます。

本年〇月に祖父の〇〇が〇〇歳にて永眠いたしました。
本年中賜りましたご厚情に深く感謝いたしますと共に、明年も変わらぬご交誼の程お願い申し上げます。

令和〇年〇月

住所・電話番号・名前(旧姓〇〇)

マナーを踏まえて納得のいく決断を!


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結婚式は二人だけではなく、両家やお互いの親族が関わってくること。

喪中の結婚式は賛否両論ありますが、お互いの意見を尊重し、よく話し合って納得のいく決断ができると良いですね*

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