「普段着に品格をもたらす」ジュエリーデザイナーが語る真珠の魅力

ジュエリーを作る過程で、宝石は形や輪郭を整えるために加工しますが、真珠はそのままの形を使います。
素材の良さを生かすため、素材そのものには手を加えずにどんな真珠ジュエリーを仕上げるのか、ジュエリーデザイナー・草刈洋美さんにお話を聞きました。

2019.9.2 公開 【PR】日本ジュエリー協会

真珠のジュエリーデザインってどんな仕事?

ジュエリーデザイナー・草刈洋美さん

私の業務はOEM(他社ブランドから依頼を受けて製品を製造すること)で、ブランドの求めているデザインを体現すること。営業と一緒にお客様に伺い、素材とデザイン画を準備し、提案します。

素材となる真珠は、色や形、値段など実にさまざま。真珠のテリや色味はお客様に直接お選びいただき、その上で具体的にどんなジュエリーに仕立てるか、しっかりヒアリングしてご要望にあったものをデザインします。

シンプルなデザインこそ、緻密な計算が重要

デザイン画を書いている様子

真珠自体がとても美しいのでシンプルにデザインすることも多いのですが、シンプルと言っても、真珠に合わせる貴金属は直線なのか曲線なのか、地金の厚みはしっかり目なのか華奢なのか、華奢といっても壊れないように強度を加味しつつ作れるのかなど、見た目と機能性、両方の観点からデザインをしなければなりません。

ネックレスでしたら襟ぐりに潜らないよう長さの調整、揺れるピアスなら揺れ方の美しさなど、先方の要望を受けた上で、ブランドのカラーを生かしたデザインを作り上げるんです。

設計や製図をするためのソフト『CAD』を使ってジュエリーの土台を作っている様子

急ぎのものは2週間で製品化しなければならないので、だいたいラフは1時間、清書は1日程度で書き上げます。2週間のうち実質2日くらいしかデザインに割ける時間はないのですが、その分限られた時間の中で製品が完成した瞬間、とてもやりがいを感じますね。

真珠ジュエリーは親子代々で愛用できる一生モノ

上質な真珠のジュエリーが並ぶ、高貴な雰囲気漂う店内

当社のデザインの特徴は、長く使えるような“しっかりした作り”。トレンドでもある繊細なものより重厚感のあるものが傾向として多いですね。例えばリングだったら、指の腹はスレやすいのできちんと厚みを持たせたつくりにしています。

真珠ジュエリーは一生モノをお求めになる方が多く、しかもありがたいことに、その日の気分で付け替えず、日常的に身につけている方が多いんです。だからこそ変形したり真珠が取れたりしないよう細心の注意を払って、長年愛用できるようなしっかりとした安心感あるデザインで作っています。

また、首回りのサイズ感に合わせてネックレスの長さを調整するなど、さまざまなお客様のニーズに合うものをご提案できるのがうちの強みだと思っています。

長年愛用されますと深く思い入れを持つ方が多く、大切な娘さんへ、そしてお孫さんへと受け継がれていくことが多いんです。親子代々ご愛用いただける、それが真珠の魅力なのかもしれません。

真珠はワードローブを選ばない、1つ持っておくと一生使える

真珠の魅力について語る草刈さん

私が20歳の時、初めて買ったジュエリーが真珠のネックレスとピアスでした。しかも黒蝶真珠。若い時って大人の女性への憧れがありますよね。それで背伸びしたくて手に取ったんです。真珠はその素材だけで品格が出ますからね。

Tシャツを着ていても、真珠のネックレスひとつ身につけるだけでバチッと決まる。ハイネックの上から身につけるのもいいですね。カジュアルなテイストでも真珠を取り入れれば全体が引き締まるんです。若い人は洋服をその時々のトレンドで楽しんでいますよね。真珠のジュエリーは意外とどんなワードローブにも合うんですよ。

まずは定番のオーソドックスな一粒真珠のピアスや、連の真珠ネックレスから取り入れてみてはいかがでしょうか? 冠婚葬祭セットに入っている真珠のジュエリーのようなものでも構いません。これがあるだけで、どんなファッションにでも使えます。

真珠は決して安くはないので、冠婚葬祭以外で使いづらいのかもしれませんが、だからこそ日常に取り入れるといい緊張感が生まれて背筋が伸びます。就活生がスーツを着慣れないのと同じで、真珠も身につけ続けることで初めて馴染んでくるもの。ぜひカジュアルな装いに合わせてみてください。

草刈洋美(くさかりひろみ)。2003年、日本ジュエリー協会会員社入社。製品企画や製造管理を経て、2007年デザイナーに。現在、OEMで数多くのブランドのデザインを担当する。

この記事を書いた先輩花嫁
ウェディングニュース編集部

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