円満に辞めるために!気を付けるべき【寿退社】のルールとマナー

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彼との結婚が決まりお仕事をそのまま続ける人もいれば、彼の仕事の都合で転勤が決まっていたり、家のことに集中したいから一旦お仕事を辞める人もいたりと、仕事後の働き方は人それぞれ* 寿退社をする場合どのような流れでどんな準備をすればスムーズに進むのかをわかりやすくまとめました♩

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お世話になった会社だからこそ迷惑をかけたくない…**

結婚はとてもおめでたいことではありますが、それによって退職してしまう場合できるだけ会社へ迷惑がかからないようにしたですよね*しかも辞めた後には大切な手続きもたくさん待ってます!!

メリット・デメリットなどポイントを押さえてしっかり準備していきましょう♡

寿退社とは?

寿退社(ことぶきたいしゃ)とは結婚を機に会社を退職することのこと*

お母さん世代は寿退社=専業主婦になるパターンが多かったのですが、最近ではパートや派遣などで職場を変えて働き続ける人も増えています。

寿退社の割合やメリット・デメリットについて見ていきましょう♩

寿退社の率

実際のところ寿退社で仕事を辞めようと考えている人の割合はどれくらいなのでしょうか。

厚生労働省の調査「21世紀成年者縦断調査」を参考にしてみると、約5割の人が結婚後も働き続けると答えており、寿退社を考えている人は約2割、約3割はまだ考えていないという結果でした。

つまり寿退社を考えている人は約2割とかなり少数になってきています。

メリット・デメリット(デメリット出産一時金など)

寿退社を考えるうえで事前にメリットとデメリットを比較し、旦那さんと相談をして決めていきましょう*

メリット

パートナーをしっかりサポートできる
家のことに集中できる
結婚式の準備を万全に行える
新しい趣味や習い事が出来る
心に余裕が生まれる
妊娠しやすい身体つくりをしやすい

デメリット

収入が夫の分だけになる
出産手当などの一時金がもらえない
社会との関わりが減って鬱っぽくなる人も…
自由にお金を使えない

 

寿転職が増えている?

寿退社をする人は減っていますが、結婚を機に転職をする「寿退職」の割合は増えています。

それは残業が多かったり、休みを取りにくい環境だと今後長く働いていくうえで結局は続かないと考えている人が増えているから。

のちのち辞めるよりも結婚を機に辞めた方が円満退職がしやすいので、結婚を機により働きやすい環境を探し、子育てをしながらも働ける会社を探す人が増えています。

しかし寿転職も必ずしもうまくいくわけではなく、特に正社員となると「すぐに産休に入るのではないか…」と心配になり、なかなか採用されないことも。

契約社員や派遣社員、パートであれば就職はしやすい傾向です。もし正社員として寿転職を考えているのであれば、それなりの覚悟を持って行動しましょう。

寿退社のポイント(言い方や時期が重要)

寿退社はおめでたいことなので、仕事を辞める理由の中でも一番円満なものです。

だけど上司への伝え方や時期などを考えないと、円満退社でいかなくなることも…!

特に気を付けたいのは報告の仕方と時期についてまとめました*

報告の仕方

報告の仕方はまずは結婚が決まったことを伝えて、そのあとに寿退社を希望している旨を伝えます。

「寿退社希望です♩」なんて浮かれ気分で伝えるのはNG!!

なぜ寿退社をするのかを簡単にまとめて退職までしっかり働くという旨を伝えることで、印象がぐっと良くなります。

報告の時期

寿退社を報告する時期は早く報告しすぎると自分が会社に居づらくなることもあるので、会社に迷惑がかからない3ヶ月前に報告する花嫁さんが一番多いです。

だけど仕事の内容や繁忙時期、人手が足りていないなど所属する場所によって状況も変わってくるので、3か月前よりも早く報告をした方が良い場合もあります。

自身の職場の状況を見て判断するのがベストです*

また仕事中突然報告すると上司もびっくりしてしまいますので、事前に「お伝えしたいことがあるので、お時間をいただけますか?」と話しておきましょう♩

寿退社にむけてやることリスト

まずは直属の上司に相談(3ヶ月前!)

直属の上司に報告することが鉄則!

仲の良い同僚に最初に伝えたい気持ちはわかりますが、どこかで話が筒抜けになってしまい、上司に直接報告する前に耳に入ってしまったら信頼を失ってしまいます。

引き継ぎ期間も十分あり、新しい人材もいれられて会社に負担がかからない3か月前を目安に、直属の上司にまずは相談しましょう*

もし旦那さんと同じ会社だった場合、それぞれの上司に同じタイミングでまずは各自で報告します。その後、ふたりで一緒に互いの上司に挨拶をするのがベストです。

結婚式の日取りなどが決まったら上司に報告

具体的に結婚式の日取りが決まったら直属の上司以外の上司にも報告をしていきます。

その時、招待をするのかしないのかも伝えておくとスマート。関係性にもよりますが、退社後に式を挙げる場合は元職場の方を招待しない人が増えているようです*

招待したい場合はその旨を伝え、招待しない場合は「結婚式は親族のみで行いますので…」と伝えておきます*

上司の次に報告する順番&文例(他部署⇒同僚⇒後輩⇒社外や取引先)

直属の上司→上司と報告をしていったあとはどのような順番で報告をしていったらよいのかは会社によっても違ってきます。

上司が一斉に伝えてくれるところもあれば、退職届を提出する頃に部署に報告するなど様々。

誰に報告するか、誰の口から報告するかは上司に確認しておきましょう。また自分の会社ではどのような流れで報告していくのがベストなのか日頃から観察しておくと◎です。

一般的には直属の上司→上司に報告後、退職願と退職届を提出します。

そのタイミングで所属する部署の方々に報告→他部署でお世話になってる方々→同僚や後輩→最後に社外や取引先へ報告するという流れが多いです。

例文1

この度ご縁があり、結婚することになりました。結婚を期に退職をと考えております。
相談した結果、専業主婦になることを決意したので退職を希望しております。

最後までしっかり務めますので、よろしくお願いいたします。

例文2

私事で恐縮ですが、結婚することになりました。結婚にともない○○へ引っ越すことになり、つきましては、退職をと考えております。

退職までの期間、精一杯頑張りますので引き続き宜しくお願いします。

退職する時期

社風や会社の規定などもあるので、今までに寿退社をされた方がいれば参考にして時期を決めるといいかもしれません。

しかし旦那さんの都合で引っ越しをしなければいけないという場合もあると思うので会社の状況を確認しつつ、できるだけ負担の少ない時期を選択するのが素敵な寿退社です♡

もしボーナスが出る会社であればボーナスの査定時期が終わった後のほうがボーナスにも影響が出にくいようなので事前に査定時期を調べておくと◎です♩

仕事の引き継ぎ

自分が担当していた仕事を代わってくれる人に仕事を引き継ぎます。

口頭での引継ぎだけではなく、大切なポイントやわかりにくい点はマニュアル化してあげると、とっても親切です♩

また常に感謝の気持ちを伝えることで、引き継ぐ人も快く仕事をしてくれるはずです*

挨拶回り

最後にお世話になった皆さんにあいさつ回りをしていきます。お昼休みや仕事が終わる1時間くらい前の時間が比較的挨拶をしやすい時間帯です*

今までお世話になった感謝の気持ちを伝えてちょっとしたお菓子などを渡すとGOOD♩

もしどの時間に挨拶をしていいかわからなくて悩むようであれば、上司に「お世話になったお礼に皆さんにご挨拶に伺いたいのですが、仕事中に少しお時間をいただけないでしょうか?」と相談してもいいかもしれません*

あいさつ回りの順番としては、基本的には上司から挨拶をしていくのがベスト。

忙しそうだったり席を外している場合には順番にこだわらず先に挨拶出来る方からしていくと、のちのち「時間が足りなくてみんなに挨拶出来ない!!」という事態にならずに済みます*

返却物

会社の備品を借りている場合は返却をします。

名刺や社員証など個人情報に関わるものはどのダイミングでどのように返却するのかを上司に確認しておきます。

自分のデスクやロッカーにある私物は全て忘れずに持ち帰って、借りた時よりもきれいな状態で戻せるように意識することを忘れずに♡

健康保険、住民税、年金、失業保険はどうする?

結婚をして退職をすると今までの保険の加入形態や住民税、年金の支払い方法が変わってきます。退職をしたら、まずはこれらの変更手続きを行っていきます。

健康保険

すぐに就職しない場合はご主人が入っている健康保険に被扶養者として加入するのが一般的です。

そうすれば自分では保険料を支払うことなく健康保険のサービスを受けることが出来ます。

しかしこの場合、年収130万円未満かつ被保険者の年収の1/2未満であることなどの条件があるので、気を付けましょう。

また申し込みの期限も退職日の翌日から5日以内と短めなので注意が必要です*

この場合はご主人の会社で手続きしてもらうので、ご主人に手続きをしてもらうようにお願いしましょう。

もし旦那さんが会社員ではなく自営業の場合は国民健康保険に加入します。

申し込み先は住んでいる地区の自治体に退職後2週間以内に自身で手続きをします。

その時は年金手帳、印鑑、辞めた会社から後日郵送で届く、社会保険の喪失証明書(退職・離職証明書)を持っていくことをお忘れなく♩

すぐに年収130万を超えるようなパートや仕事を始める場合は扶養に入れないので、前の職場の健康保険を任意継続するか、国民健康保険に切り替えます。

住民税

住民税は前年度の所得に応じて値段が変わり、給与から天引きをする形で会社が支払っている場合がほとんどです。

1月から12月までの収入に対して翌年の6月から翌々年5月までに支払いをするので、退職をしても、前年度分はその時の給料ベースで考えられ請求をされるので専業主婦になって収入がなくなっても払わなければいけません*

会社経由で支払いが出来ていない分は後日、市区町村の役所から納付書が送られてくるので、コンビニや窓口で支払いをします。

年金

年金も健康保険と同じく、旦那さんの扶養内に入ると支払いの必要はありません。

この場合、旦那さんの会社が手続きをしてくれるので、日本年金機構のサイトからダウンロードできる「健康保険被扶養者(異動)届を被保険者」を会社に提出します*

他にも旦那さんと自分の年金手帳、 旦那さんの健康保険に加入後に渡された健康保険証、 認印、後日郵送で届く 離職票が必要になることが多いので事前に準備しておきましょう♩

日本年金機構 関連書類ダウンロード

もし旦那さんの扶養に入らない場合は、済んでいる地区の区役所で自分で手続きをしなければなりません。

その時は年金手帳もしくは基礎年金番号通知書・認印・後日郵送で届く離職票が必要になるので準備をしてくださいね*

再就職するとき

寿退社をしてから「やっぱりもう少し働きたい!」と思ったら、まずは転職サイトやハローワークに行って仕事を探します。

再就職をするうえで気を付けておきたいのが妊娠のタイミング。

おめでたいことではあるけれど、就職後すぐに妊娠発覚となるとやっぱり社内が微妙な雰囲気になってしまうのが現状。

産後復帰できる職場の場合のちのち自分自身が居づらい状況になってしまうので、寿退社後違う企業で再就職を考えている場合は、そういった将来のことも計画的に考えたうえで就活をしましょう*

また専業主婦をしているときは全てしていた家事も、働き出すとすべてをこなすのはとっても難しくなります。

再就職前に家事の分担はどうするのかも話し合っておくと、就職後も仲良く過ごすことが出来ます*

会社だけじゃない!気を付けたいSNS報告

結婚報告でもう一つ気を付けておきたいのがSNSでの報告。

今は気軽にSNSで結婚報告をしやすいですが、こちらも会社での報告や仲の良い友人への報告などを済ませてから投稿するのがマナー。

鍵をつけていないアカウントだと誰でも見ることが出来てしまいますし、鍵をかけていたとしてもフォロワーの人が誰かに話して、大切な人に直接報告する前に耳に入ってしまう可能性も…!

そうなると「仲良しだと思っていたのに直接報告してもらえなかった…」と友人関係にヒビが入ってしまうこともありえるので、SNSでの結婚報告は報告すべき人・報告した人全員に伝えた後にしておきましょう。

 

ポイントを押さえた寿退社でスマートな女性に

寿退社はとってもおめでたいことですが、ルールやマナーを間違えてしまうと印象もダウンしてしまいます。

しっかりと流れを頭に入れておいてスマートに寿退社が出来る素敵な女性を目指しましょう♡

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