【ナイトウェディング2016】第2回:トップウェディングプランナーに聞く!ナイトウェディングがおススメなカップルとは?

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近ごろブームになりつつあるナイトウェディング、どんなところが魅力なの? 連載2回目となる今回は、セレブリティの結婚式を数多く手がけるT&Gオートクチュールのトップウェディングプランナーの野上ゆう子さんのインタビューです。実際の事例を交えつつ、トップウェディングプランナーが見た“ナイトウェディングの今”を聞きました。

本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。

実は、どんなスタイルにもしっくりハマる!

「ナイトパーティーなんてお洒落すぎる」「和装には合わない」……などと思い込んでいませんか? 実は、ナイトウェディングの最大の魅力は、その懐の深さです。

「世界的なロックバンド『KISS』のジーン・シモンズさんが挙げたのは、マウイ島でのナイトウェディング。音楽やダンスを楽しむ、華やかなガーデンパーティーでした。対して国内では、八芳園で夜の披露宴を開催した方もいらっしゃいます。こちらは満開の桜とキャンドルをあしらい、真っ赤な着物へのお色直しもある和スタイル。まったく雰囲気の異なるパーティーですが、どちらもナイトの空感がいっそう場を盛り上げてくれました」(野上さん)

やり方次第でさまざまなムードのパーティーを作れるのが、柔軟性が高いナイトウェディングのよいところ。新郎新婦の年齢や雰囲気、会のスタイルなどは、一切問わないのです。

ムード抜群! “夜ならではの魔法”も見逃せない

暗い場所でキャンドルや炎がことさら美しく感じたり、音楽の旋律がいつもより心に沁みたり。集中力がアップして五感が研ぎ澄まされるのは、夜ならではの魔法です。「あたりが暗いナイトウェディングは、照明やBGMなどの演出効果が最大化されやすい」と、野上さん。ささやかなキャンドルや花火も、そのロマンティックさが倍増するといいます。昼間より照明が映えるので、見栄えのためだけに多くのお花を飾る必要もなくなりそうです。

「かわいい」よりも「オトナっぽい」が好きな人には特におすすめ

甘くてかわいらしい雰囲気のウェディングは、パステルカラーなどの淡い色がキーになってくるため、夜の空気にはやや合わせづらいもの。ダークな色味やエッジの効いたモチーフにこそ、夜のパーティーはハマります。「赤いリップ」「ロックな髪型」などのアクセントをかっこよく見せるため、ナイトウェディングにたどりつく新郎新婦も少なくないのだとか。

パーティーのクオリティを重視すると、ナイトは自然な選択肢

野上さん曰く「オートクチュールの結婚式・披露宴は、8割以上がナイト」とのこと。たとえばゲストに満足してもらうことを第一に考えたとき、おいしいお料理やお酒は欠かせません。充実した食事を追求すると、ランチではなくディナーが浮かび上がるのは自然なこと。

「オトナ婚の場合、パーティー慣れしているゲストが多いのも特徴です。お酒や会話を中心にその場の空気をも楽しみたい人たちにとっては、やはり昼より夜のほうが盛り上がるもの。平日の遅めや土曜日の夜なら、仕事の忙しい人も顔を出しやすいでしょう。パーティーはゲストへのおもてなしを中心にして、親族へのケアに個別で食事会などを催す方もいらっしゃいます」(野上さん)

すでに事例が目白押し! 楽しみ方は無限大

では、実際の現場ではどんなナイトウェディングが開催されているのでしょう? 野上さんが経験した事例を聞いてみました。

ハワイでファンキーに楽しむビーチウェディング

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ワイキキにあるモアナサーフライダーホテルのレストラン&ビーチを臨むガーデンで開催されたパーティー。日が沈み始めたガーデンで式を挙げ、そのままマジックアワーの海をバックに乾杯! すっかり暗くなってからは、披露宴のテーマカラーだったビビッドピンクで椰子の木をライトアップしました。いつの瞬間も新鮮な気持ちで楽しめるのは、時間が経つにつれて景色が変化していく屋外×ナイトウェディングの特権です。

アンダーズ東京で“ハングアウト”パーティー

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06-2アンダーズ東京の広々としたルーフバルコニーは、さんさんと光の降り注ぐ昼間→美しい夕暮れ→きらめく夜景の時間経過を堪能するのにうってつけ。「乾杯と新婦へのサプライズ以外の時間は、まるまるフリー。だけど、生バンドやイタリア風のフードコート、シガーバーにミニシアター、フォトブースといった仕掛けがてんこもり! ゲスト同士で自由に盛り上がれるコンテンツをたくさん用意して、新郎新婦も一緒に夜遊びを楽しむパーティーでした」と、野上さん。

バリの空気に浸るナチュラルほっこりウェディング

バリで実施したこちらのパーティー、飾り付けは新婦が手作りしたキャンドルと少しのグリーンだけ。南国の気候を活かして、風と波の音に癒やされながらゲストとゆったりおしゃべりをする温かい内容でした。まったりと落ち着ける夜の空気は、親しい人との団らんにもぴったりです。

一点豪華主義でもOK! 自分たちのこだわりにエネルギーを注げる

本当にやりたいことへ予算や時間を使えるのが、ナイトウェディングの大きなメリット。テーブルクロスは標準のままだけど、ロング卓にキャンドルを敷き詰めて華やかに仕上げたり、写真に残りやすい高砂の背景だけは装飾にこだわったり……そんな“一点豪華主義”も、違和感なくなじみます。

「『決まったコンテンツからやりたいことを選ぶ』というより『やりたいイメージを装飾や演出に落とし込んでいく』という流れが近いと思います。自分たちのこだわりポイントを決めたら、他の部分は省いてOK。まだ定番の型がないスタイルだからこそ、オリジナリティ溢れる“振り切った”パーティーにするのも素敵です」(野上さん)

「ゲストにどう楽しんでもらいたいか」という軸さえ明確にしておけば、コンテンツの取捨選択に迷うこともありません。……いろいろと、やりたいことのイメージが沸いてきたのでは? 次回からはドレスや音楽、演出といった各コンテンツの切り口から、ナイトウェディングに迫ります!

野上ゆう子さんプロフィール

野上 ゆう子

2004年、ウェディング業界最大手のテイクアンドギヴ・ニーズへ(以下T&G)入社。ウェディングプランナーとしてヒルサイドクラブ迎賓館八王子に配属され、入社3年目にしてチーフウェディングプランナーとなり活躍。500名以上在籍するウェディングプランナーの中から、これまで10名にしか与えられていない“ファーストウェディングプランナー”という称号を受けたT&Gを代表するウェディングプランナー。

「アーフェリーク白金」に異動してからも3年間、チーフウェディングプランナーとして活躍後、Haute couture Design(オートクチュールデザイン)のメンバーとして選抜される。俳優 石田純一様・プロゴルファー東尾理子様やモデル 田丸麻紀様、世界的なロックバンドKISSのジーン・シモンズ氏、タレント安田美沙子様のウェディングを含む数多くの著名人ウェディングを担当。女性誌やテレビ取材、学生への講演など多方面で活躍している。

現在はドレスショップ「MIRROR MIRROR(ミラーミラー)」のクリエイティブプロデューサー兼バイヤーも務める。自身も2013年に結婚し、山梨県‐美術館でのウェディングを実施。

Haute couture Design(オートクチュールデザイン)

http://hautecouturedesign.wedding/

ドレスショップ「MIRROR MIRROR」

http://www.mirrormirror.jp/

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